角膜について

Oct3

レーシックは近年非常に注目されている手術ですが、そもそもなぜこの手術で視力が矯正されるのでしょうか?

■ 角膜の役割
【眼球は脳の一部】といわれる程非常に高度な働きをしている器官になります。
そのため目は非常に繊細な部分になるのですが、その最初の入り口として【角膜】があります。

角膜の役割としては【光を大きく屈折させる役割】があります。
目は<角膜>と<水晶体>によって光を屈折させています。

角膜はいうなれば「固定レンズ」の働きをしており、外界から入ってくる光を大きく屈折させます。
一方水晶体は目の中にある筋肉で伸び縮みすることができる「可変レンズ」にあたります。

レーシックではこの【角膜】の厚さを調節することによって視力の矯正を行うのです。

■ 角膜の構造
角膜の構成は【3層】【2膜】から構成されています。

<角膜の構成>
・ 角膜上皮層
角膜の一番外側部分になります。
上皮層は再生が早く、小さなキズならば1晩で再生してしまいます。

・ ボーマン膜
角膜上皮層を支えている部分になります。
最近の研究では、取り除いたとしても影響はあまりないといわれています。
ケラトームレーシックのフラップを作成する上で、除去する部分になります。

・ 角膜実質層
エキシマレーザーを照射し、角膜を調節する部分になります。
角膜の大部分は実質層になりますが、この部分は上皮層と異なり、再生はほとんどしないです。

・ デスメ膜
角膜を支えるための膜で、0.01ミリ程の薄さにも関わらず非常に強い膜になります。
レーシック術では調整しない部分です。
キズ付いても修復します。

・ 角膜内皮層
角膜を支えている層になります。
この部分は再生機能がなく、一度キズつけてしまうと白濁の原因になることもあります。
レーシック手術では調節しない部分です。

■ 角膜の特徴
角膜は「ものを見る」という役割があるので、血管などの循環器官をもっていません。
そのため栄養交換は「涙」を介して酸素の受け渡しを行っています。

また雑菌等が侵入しても出血しないため、異常に気付きにくい部分でもあるのです。
コンタクトレンズ等を用いていて一気に充血が始まった・・・などという経験はないでしょうか?

充血が始まった際には症状が悪化している場合が多いです。
角膜は繊細な箇所ですので、あまり無理させないように普段から気を付ける必要があります。