角膜が薄い人への近視矯正術

Oct3

コンタクトレンズなどで角膜酷使してしまうと、だんだん薄くなってくるのはご存知でしょうか!?
角膜の薄さによってレーシックを断られたという人も実際にいらっしゃるのです。角膜が薄くても可能な近視矯正術についてです。

■ レーシックの歴史
外科手術を用いて行う視力矯正法では【PK法】という矯正法がありました。
これは放射線状にメスを入れ、角膜に収縮を促すという手術です。

視力の矯正度合いによって、メスを入れる本数を変えるのですが、あまり精度の高い手術ではなかったため、あまり浸透しませんでした。

ここで歴史を変えたのが【エキシマレーザー】の登場です!

■ PRKの普及
アメリカ発祥の優秀レーザー【エキシマレーザー】が開発されたことによって、視力矯正外科手術に変化がもたらされました。
エキシマレーザーはミクロン単位での生体除去手術が可能で、照射した部分も熱くならないので、近視矯正にはうってつけの医療器具なのです。

PRK方式はレーシックと大きく異なる点があります。
それは【フラップ】を作成せずに、そのままレーザーを照射します。

フラップを作成しないため、手術も単純になるので、安全性も同時に上昇します。
またPRK方式は強度を保ったまま手術を行うので、ボクサーなどのスポーツ選手に向いている手術になります。

しかしPRKのデメリットは、痛覚のある【角膜上皮層】を蒸散させてしまうため、術後痛みを伴うことです。
この痛みがネックで、現在主流の【レーシック】に普及率の面で追い抜かれることになります。

■ LASEK(ラセック)
レーシックとLASEKの違いはフラップの作成過程です。
レーシックではメスを用いてフラップを作りますが、LASEKではエタノールを用いてフラップを形成します。

LASEKのフラップはレーシックと比較しても非常に薄く、区別するために【上皮フラップ】と呼んでいます。
またPRK方式よりも術後の痛みが少ないことが特徴です。

メリットはPRK方式とほとんど同じです。
しかしアルコールを角膜に使用することへの疑問が現在でもあり、賛否両論のある手術法になります。
そのため医院によってはできないところもあります。

■ エピレーシック
エピレーシックは【エピケラトーム】と呼ばれるメスで、LASEKと同じように「上皮フラップ」を作成します。
この上皮フラップは、通常のレーシックよりも薄くはがれやすいため、手術後専用のコンタクトレンズを使用して、自然癒着を待ちます。

LASEKと異なりアルコールの使用をしていないので、角膜への負担が少ないと主張している眼科医がいます。